今回はこのブログ初の試み、混合記事!1つの記事に2つのバンド。Taste of xxxでは今までに見ないスタイルですが、そこには1つの理由が。。
とりあえず、いつもの質問いってみましょう。
So, let me ask you the usual question.
Do you know a band called Russell and the Wolves?
みなさんは、Russell and the Wolves(ラッセル・アンド・ザ・ウルフズ)というバンド、知っていますか?
ラッセル・アンド・ザ・ウルフズは、Leeds近郊の街Middlesbroughを中心に活動する4人組。
今年で結成3年目なだけあり、彼らのバンドとしての経験は中身が濃い。
特にサポートバンドとしての経験は豊富で、今までガレージ系統の音楽をプレイするバンドのサポートをいくつか行っている。
中でも、The CrampsやNick Caveファミリーに欠かせない存在のKid Congoがボーカルを務めるバンドKid Congo Powers and the Pink Monkey BirdのメインサポートバンドとしてUKツアーに同行した事は、Russell and the Wolvesら自身にとっても大きな経験だったよう。
Kid Congo本人がインタビューで語ったように、Russell and the WolvesはKid Congo Powers and the Pink Monkey Birds公認のお気に入りバンドとして名前を挙げている。
ガレージバンドのサポートの機会が多いことからも分かるように、Russell and the Wolvesの音楽はガレージ色が強い。が、だからといって彼らの音楽をただのガレージにジャンル分けしてしまっては勿体ない。
その大きな理由が、彼らの音楽の持つ野蛮で、原始的な要素である。
彼らの音楽には、まるで未開の地の民族儀式を思わせるような動物的ワイルドさがあり、”primitive(原始的)”の言葉には思わず「確かに」と頷いてしまう。
Howlin’ Wolfの歌うI Put a Spell on Youを思わせる野性的な歌声に、Birthday PartyやThe Cramps、Jon Spencerの持つガレージサウンドがドッキングしたのがRussell and the Wolvesの音楽、といった感じ。
そんな彼らのワイルドで原始的な曲が聞けるのが、去年にバンド自身の持つレーベルDroolsville RecordsからリリースされたシングルAll Eights。
Side A: All Eights
Side B: Call the Tribe
Elixir
Here’s to listen to their single. You’ll find the charismatic impact of the singer through his strong voice. And it gets even stronger on stage.
↑のリンク先である彼らのBandcampページにて、All Eightsの全3曲が視聴可能。
MP3ダウンロードには、シングル購入時についてくるコードが必要なものの、ページ上では歌詞をチェックできちゃいます。
レコードを通してでも伝わってくるような、ボーカルの迫力のある声とその存在感は、ライブで見ればカリスマ性を感じるほど。
I know, how brilliant they are. The music is simply irresistible and I, personally, still cannot stop dropping a stylus of my record player on the single. They just threw their “reincarnation gig” on the 14th October at Santiagos in Leeds. What do I mean by “reincarnation gig”? Unfortunately, Russell and the Wolves are now dead, but reincarnated as Girl Sweat.
ボーカル開口一発目にして放たれるあまりの迫力に、私個人が偶然ライブで見た際に一瞬で心を奪われたのは言うまでもなし。
たった3曲のシングルにも関わらず、全く飽きのこない仕上がりになっており、一度その魅力に嵌れば、何度も何度もレコードに針を落とす自分に遭遇するはず。そんなRussell and the Wolvesは、つい先日の10月14日に活動中心地であるLeedsにて最初で最後のライブを決行。
残念ながら、Russell and the Wolvesは2011年10月14日にその3年におけるバンド活動に終止札を打った。が、同年同日の2011年10月14日、そのRussell and the Wolvesの最後のライブが行われた同じ場所で、新たなバンドGirl Sweatが誕生。そのメンバーは、ドラムを除いてRussell and the Wolvesと全く一緒。
そう、最初で最後のライブとは、Russell and the Wolvesとして”最後”の、Girl Sweatとして”最初”のライブのこと。
まさに”Reincarnation Gig”。
日本語にするとあまりにも渋い響きですが、輪廻転生ライブです。
So, here’s your next question. Do you know a band called Girl Sweat?
さて、いつもの質問ここで再び登場。
みなさんは、Girl Sweat(ガール・スウェット)というバンド、知っていますか?
Girl Sweat have officially been launched as a brand new band at the reincarnation gig of Russell and the Wolves on the 14th October in Leeds. Members of the band are almost the same as the former band, but the music takes a different look although the core affection of them toward Garage is still alive. There’re two songs available on their brand new bandcamp page so far. Whether you’re appealed by Russell and the Wolves or not, just go on and listen to the just born music.
Girl SweatはRussell and the Wolvesが終わりを迎えた同日10月14日のLeedsで産声を上げたばかりの真新しいバンド。
肝心の音楽は、メンバー達のガレージに対する愛情を貫きつつも、新しい音楽的アプローチを見せる仕上がりになっている。
すでにGirl Sweatはbandcampを構えており、そこでは2曲が視聴・無料ダウンロード可能。
Russell and the Wolvesの時とは一味違った、Thee Oh Seesのようなノイズ音のかかったガレージサウンドを聞くことができます。
Whatever the change is, although the idea of reincarnation is cool, both Russell and the Wolves and Girl Sweat offer you addictive excitement, and if you live in UK and find a chance to see them live, make your way to the venue with no hesitation or thinking.
バンド名が変わり、音楽に新しい要素が加わった彼らは、すでに” 輪廻転生ライブ”を大盛況に終わらせただけでなく、これからのライブの予定もどんどん入ってきている。
Russell and the Wolves時代の経験から、実力派で知られる彼らがGirl Sweatとしてこれからどのような活動をしていくのか要注目!
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